アイ・ライク・ローグライク
私はローグライクゲームが好きです(直訳)。
ローグライクとは
ローグライクゲームとは、明確な定義は「Rogueの様な要素を持ったゲーム」くらいで、じゃあそれはどんなゲームなのと聞かれても、きっと答えは人によって様々です。とりあえず、私は以下の要素があればローグライクだと考えています。
- ランダム生成される世界
- 1プレイごとにプレイヤーキャラクターの状態が初期化される
この2つの要素を満たしていれば、RPGだろうがアクションだろうがシミュレーションだろうがローグライクになる、というのが私の考えです……
と言うのは半分嘘で、私としては「ローグライク」と呼ぶには、更にこれらの要素が必要だと自分の中で定義しています。
- ダンジョンで構築された世界
- 俯瞰視点(見下ろし型)
- ターン制(1行動で1ターン)
- RPG
つまりは名前通り「Rogueと類似したゲームシステムを持つゲーム」をローグライクとしています。
ではそれらの要素が無く、上の2つを持ったゲームは何と呼んでいるかというと、「ローグライト」と呼んでいます*1。ローグライクほどRogueに類似していないですが、Rogueの要素を持つというものは一括してそちらにまとめています。『FTL』や『The Binding of Isaac』等は、私の中ではローグライトとしていますね。
もっとも、Steamでは全部ひっくるめて「ローグライク」のタグにしていますし、最初に書いた通り人によって様々なので、違う考えを持っている人もいるでしょう。私はそれを否定しませんし、また私の中の定義を否定されても困ります。というか、こう区別しているのはSteamの所有ゲームをカテゴリ分けするためなので。
ローグライクの面白さ
ローグライクゲームが好きな理由は、リプレイ性が高いからです。一度クリアしたらお終いとはならず、何度でも遊ぶ事が出来る中毒性の高さが、私を惹きつけます。
ランダム生成によって周回を重ねても毎回異なるゲーム体験が出来ますし、PCが初期化される事で飽きが来るのが非常に遅くなります。また、決まった行動を取れるようになればクリア出来るという積み重ねではなく、その時の状況による対応が必要になるプレイヤーへの要求も、ローグライクならではだと思っています。
ローグライク・ローグライトの紹介
- 『風来のシレン』シリーズ
コンシューマゲームでローグライクといえば『不思議のダンジョン』、そして不思議のダンジョンと言えば1作目の『トルネコの大冒険』シリーズと並んで挙げられるのがシレンです。和風な世界観とアイテム合成システム等が特徴的で、更に4以降では立ち回りを切り換える必要がある昼夜システムにより緊張感が増しています。
どの様な内容なのかは、黒幕がVOICEROIDでゲーム実況した動画があるのでそちらをどうぞ*2。
- Slay the Spire
ドミニオン等のデッキ構築型カードゲームのシステムを盛り込んだ、ローグライトRPGです。近年の作品の中では非常に中毒性が高く、1プレイも1時間かからないのでリプレイしやすいのがいいですね。毎日異なる特殊な状況でスタートするデイリーチャレンジや、MODにも対応しています。
- Enter the Gungeon
見下ろし型2D弾幕アクションなローグライトです。2Dアクションなローグライトはこれまでに幾つも出てきており、上記の『The Binding of Isaac』『Nuclear Throne』等があります。この作品は特に後者に影響を受けているように見られるガンアクションが特徴で、敵の激しい弾幕を避けつつ倒していき、ダンジョンを突き進んでいきます。
特徴的なのは、弾幕アクションである点や非常に豊富な武器ですね。武器の豊富さはそれで図鑑を埋めていく楽しみもあり、やり込み度も十分です。
- Cataclysm : Dark Days Ahead
昔ながらのローグライク的な雰囲気を残しつつ、サバイバルRPGに昇華させた作品です。プレイヤーが出来る行動が非常に多彩でクラフト要素もあり、ゲーム内アイテムは非常に多いです(それこそEtGが比べものにならないレベル)。
ただし目標は「生き残る事」それだけなので明確なクリアが存在せず、また初期状態のPCだと簡単に死んでしまうほど難しいので、ハードルが高いのが難点ですね。しかしそれが逆に惹きつけられる人も少なくないようで、実況動画も結構見られます。
終わりに
上にも書いたSteamのローグライクのタグや、フリーのローグライクなら『RogueBasin』というサイトで情報収集が出来ます。有料でも無料でも面白い作品がたくさんありますし、ローグライトならRPGに限らず様々なジャンルがあるので、きっと気に入る作品があるでしょう。